中国東北大学とオランダアイントホーヘン工科大学が東北大学生物医学 情報エンジニアリング学院(TU/e)を共同設立
――大学-企業間提携を通じ、NeusoftとPhilipsが当該分野で「産·学·研」3者連合を実践
【2005年5月11日 中国 瀋陽市】中国の国家重点大学である東北大学と、ヨーロッパで一流と名高いオランダのアイントホーヘン工科大学(Eindhoven University of Technology)による、東北大学生物医学·情報エンジニアリング学院(TU/e)の共同設立契約調印式および新聞記者会見が5月11日、瀋陽市に位置する東北大学のキャンパス内で盛大に開かれました。双方は教育事業に共同で取り組み、中国および世界の生物医学·情報エンジニアリング分野に向け、二人三脚でハイエンドなスペシャリストを育成していく、と宣言しました。中国をリードするソフトウェアとソリューションのプロバイダーであるNeusoft、および医療保健、トレンド生活とコア技術のプロバイダーとして世界的に有名なPHILIPS社は、それぞれ同学院の出資者として、産業での各自の取り組みを背景に、大学-企業間提携を通じ、「企業·大学·研究機関(産·学·研)」3者連合の在り方への模索に励み、中国および世界の医療産業の発展を推進して参ります。
今回締結された東北大学とアイントホーヘン工科大学の提携契約は、双方が誇る豊かな教育資源を十分に活用し、またハイテク企業との共同科学研究ならびマーケット上の利点を背景に、分野横断的学科(cross-disciplinary)の充実化および「産·学·研」一体化への融合と促進を通じ、大学と産業の架け橋となることで、生物医学エンジニアリングのハイエンド人材を育成することを主旨としています。尚、NeusoftとPHILIPSは同学院に資金的サポートを供与するほか、将来的にはNeusoft-Philips医療設備システム有限責任会社を通じ、同学院に実習と研究開発の拠点を提供していく計画です。
Neusoft代表取締役会長兼CEOである劉積仁博士は同学院の設立出資の動機に触れ、「Neusoftは東北大学から誕生した企業です。つまり、Neusoftはその存在自体が産·学·研の融合パイロットケースなのであり、その成長は同ケースの成功の証なのです。また、Neusoftは過去の5年間、中国の大連、南海、成都3ヵ所にIT学院を創設して参りました。今回の生物医学·情報エンジニアリング分野への投資は、"産·学·研"融合の新たな実践ケースとなります。同学院は将来的に、我がNeusoftに優秀なハイエンド人材を続々と提供することでしょう。そしてこれらの人材は必ずや、Neusoftの医療産業方面の競争力を向上させる核心的な要素となるはずです。従って、私は今回の戦略的提携において、産·学·研の各方いずれもが、調和のとれたエコシステムの中でWin-Winの成功を収めるものと確信しています」と語っています。
同学院は設立後、およそ1,000名の在校生規模で、学士課程、修士課程、博士課程の教育を実施します。教学内容やカリキュラム体系については国外から先進的なスタイルとリソースを積極的に導入し、オランダアイントホーヘン工科大学の教学構造との融合を通じ、基礎理論と応用実践を並行させて参ります。